良いフォームと悪いフォーム!?入力フォームの基本構成と5つのポイント!
コンバージョンまでの高い壁、入力フォーム
「LPも作って、クリエイティブも広告周りも整えたのに、なかなか申し込みが増えない...」 なんてことありませんか?
それ、 入力フォームのせいかもしれませんよ...!!
たかがフォームと侮るなかれ、入力フォームを最適化することは意外と重要なんです! LPを読み進めてせっかくフォームまで辿り着いても、約75%の人が申込を完了せずに途中で離脱している というデータもあるくらいです。
今回は、入力フォームの基本構成と注意点をまとめました!
フォームをどこに置く?
入力フォームを設置する場所を考えなくてはなりません。フォームの設置箇所には2つの選択肢があります。
- LPの中に設置する
- LPとは別ページに設置する
前者はLPからのページ遷移がなく、シームレスに入力に移行できるのでユーザーにとっては心理的障害が少なく離脱率を抑えることができます。 一方、分析の観点から考えると後者も選択肢として考えられます。LPを見た人が最終的に申込をすることをCV(コンバージョン)と言いますが、それに対してLPを見た人がいったんフォームまで移動することをMCV(マイクロコンバージョン)と言います。 CVに至るまでの過程を別ページにあえて分割することで、MCV・CVそれぞれの数値をはっきりと把握することができます。結果として、LP自体に問題があるのかフォームに問題があるのかを分析しやすく、改善にもつなげやすいという側面があるんですね。
短期的に結果を出していきたいのか、長期的に改善を重ねながら最適化していくのか、 LPの戦略によってフォームの設置箇所も使い分けると良いでしょう。
フォームの基本構成
まずは、入力フォームの基本構成を紹介していきたいと思います。
入力フォームは以下の5つのパーツに分かれています。
タイトル・説明文
まずは何をするためのフォームなのかを明確にしましょう。
「資料請求フォーム」「夏期講習申込フォーム」「体験予約フォーム」など
内容の確認などフォームが複数ページにまたがる場合は、 申込完了までのフローを示すことでユーザーも流れを予測でき、フォーム入力のストレスを軽減することができますよ!
ラベル
何の項目について入力するのかを示します。
よくある項目
- 希望のコース
- 希望の教室名
- 生徒氏名
- 生年月日
- 学年
- 住所
- メールアドレス
- 電話番号
- 学校名
- 要望・質問など
CVRを上げるポイント
- 項目を増やしすぎない
申込を増やす上で一番重要なポイントは、 「入力項目をなるべく減らすこと」 です。単純に入力の手間がかかるだけでなく、ユーザーは基本的に「生年月日」「住所」「電話番号」「学校名」などの個人情報を入力することを嫌がります。
事前になるべく多くの個人情報を知っておきたいという教室側の事情もあるかもしれませんが、場合によっては氏名とメールアドレスだけ、など 連絡を取るために最低限必要な項目以外を除外してしまうのも一つの手です。
- 必須の項目をわかりやすくする
フォームにはバリデーションといって、項目がきちんと入力されているかチェックして必須の項目が入力されていない場合はエラーが表示される機能をつけることができます。重要なポイントは 入力する時点でエラーが出ないようにユーザーを誘導してあげること です。せっかく入力を終えてボタンを押したらエラーがたくさん出てきた...となると、ユーザーも「もういいや!」ってなってしまうんです!
必須項目ラベルの周囲にはそれが必須の項目であることをわかりやすく伝えましょう。全角や半角など文字の指定がある場合は、それもラベル部分に示した方がいいでしょう。
入力欄
ユーザーが入力する箇所です。
CVRを上げるポイント
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入力例を表示 →前述した通り、入力する時点でエラーが出ないようにするために重要なのが 入力欄にどういう風に入力すればいいのかをわかりやすくすること です。入力欄付近で入力例を示すことで、ユーザーがどう入力すればいいか迷わずに済みます。
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自動入力機能を実装する →項目の中でも手間がかかりやすいのが、住所の入力です。 ユーザーの手間をなるべく省くためにも、住所の自動入力機能は実装を検討してもいいでしょう。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーとは、 「個人情報の取扱い方法やプライバシーにどのように配慮しているかを示すための指針」 です。個人情報保護法の規定に基づき、入力フォームで得た個人情報を何のためにどの範囲で使用するのかユーザーに伝達し、安心感を得るために使われます。
プライバシーポリシーの表示のさせ方としては、別ページ(公式サイトのプライバシーポリシーページなど)にアクセスさせるか、スクロールできるようにして全文を表示させるパターンがあります。
CV(送信)ボタン
入力が完了した後に押すボタンです。
CVRを上げるポイント
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目立たせる →ボタンを押してもらいやすくするために、送信ボタンのデザインは大きく目立つ色にするのが基本です。
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マイクロコピー →ユーザーはフォームを送信する前に本当に押していいのか、逡巡してしまうことがあります。その背中を押してあげる一言をボタンの周囲に配置するのも有効な施策です。これをマイクロコピーと言います。
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キャンセルボタンは不要 →謝ってキャンセルボタンをクリックしてフォームの内容が消えてしまったら、やはり「もういいや!」となってしまいます。 わざわざフォームから離脱させやすくする必要はありません。
申し込み完了後の対応が重要
生徒・保護者が無事申込を完了しても、そこで安心してはいけません!
あくまでも最終的な目標は、生徒・保護者と直接コンタクトを取ったり、生徒が教室に体験に来たり、など入塾につなげていくための次のステップに進んでもらうことですよね?
申込直後は生徒・保護者の「やる気」が一番上がっている状態です。そこで間髪入れず次の手を打つことで確実に集客に結びつけていきましょう!
自動返信メール
申込が正常に受け付けられたことをユーザーに示すことができます。 また社内向けにも自動で申込情報を共有できるようにしておく仕組みづくりも重要です。
クイックレスポンス
申込を確認したら、 できるだけ早くコンタクトをとりましょう。 可能であれば1時間以内に連絡をするのが望ましいです。生徒・保護者は貴塾以外にも資料請求・申込をしている可能性が高いです。いくつかの塾で迷った時に 一番最初に連絡がきた塾ってものすごく印象が良い んですよね。
できれば電話でのコンタクトが望ましいです。地元の学校についての情報や子育てについての悩みなど、会話の中のちょっとしたところから話が弾んで、親近感や共感を得られより良い印象を持ってもらえる可能性が上がります。 電話が繋がらないという時にだけメールで対応するようにしましょう。
定期的にコンタクトを
一度連絡をして、体験や入塾につなげることができなかった生徒も定期的に電話をしたりメールを送ったりして、コンタクトを取るようにしましょう。
問い合わせの段階ではまだ本格的に検討していなかっただけで、いずれ貴塾のことを検討してくれるタイミングが来るはずです。粘り強く、折を見て 最低でも4回はコンタクトを試みることをお勧めします!
申込後の生徒・保護者対応については今後別のエントリでも詳しくまとめていきたいと思います!
まとめ
今回は、EF(エントリーフォーム)の基本構成と制作時の注意点についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
せっかく申込をしようと思った生徒・保護者がフォームでサイトを離脱してしまうのは本当にもったいないですよね。 ちょっとしたことに気をつけるだけで結果は大きく変わります。ユーザビリティを高め、生徒・保護者がストレスなく申込しやすい入力フォームを心がけましょう!
eduadでは学習塾・教室業に特有の傾向に合わせてフォームのカスタマイズを行っております!入力フォームのことで何かお困りのことがありましたら、お気軽にお問合せください!